名古屋市千種区のお客様より 釜師 畠春斎『袋形鉄瓶』を買取りさせていただきました


【畠春斉(はた しゅんさい)】
畠春斎は、富山県高岡市金屋町で代々釜師を営む伝統工芸士の名跡です。
高岡鋳物の発祥地として知られる金屋町は、慶長16年(1611年)に加賀藩主・前田利長が鋳物職人を招いて開いた町であり、今日まで400年以上続く鋳物の町として知られています。
茶釜や鉄瓶、花器、香炉など、暮らしと文化を支える工芸品が数多く作られてきたこの町で、畠春斎家は釜師として一貫して技術を磨いてきました。日本の茶の湯文化や工芸界に多大な功績を残し、その伝統を守り続けています。
現在まで三代にわたって受け継がれており、それぞれの代で独自の作風や美意識を持ちながら、伝統と革新を融合させた作品づくりを続けています。
≪初代 畠春斎(1904年〜1980年)≫
明治37年(1904年)富山県高岡市に生まれる
高岡の伝統技術を受け継ぎ、茶釜制作に専心
昭和初期から戦後にかけて、多くの茶釜・鉄瓶作品を制作
伝統的な鋳造技術を守りながら、質実剛健な造形を追求
高岡鋳物の名を全国に広める一翼を担う
≪二代 畠春斎(1943年〜2020年)≫
昭和18年(1943年)富山県高岡市に生まれる
父・初代の下で修行を積み、伝統技術と精神を継承
日本伝統工芸展などで活躍し、数々の賞を受賞
技術の高度さと品格を備えた作品で知られる
釜師としての名声を確立し、高岡鋳物界の重鎮として活躍
2020年に逝去
≪三代 畠春斎(1976年〜 )≫
昭和51年(1976年)高岡市に生まれる
1996年より父・二代春斎に師事
2007年:第54回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞受賞
2009年:日本工芸会正会員に認定
2013年:第60回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞
2013年:第7回佐野ルネッサンス鋳金展 大賞受賞
現在も金屋町にて制作を続け、国内外で作品を発表
畠春斎家は代々、伝統技法である焼型鋳造を用いた茶釜制作を得意としています。 初代は堅牢な造形と落ち着いた意匠、二代は洗練と格調の高さ、三代は伝統に現代的な感性を加えた柔らかな表現が特徴です。
茶道具としての実用性はもちろん、美術工芸品としての芸術性も兼ね備えており、コレクターや茶人からの支持もとても厚いです。
今回買取させていただいたのは、釜師 畠春斎『袋形鉄瓶』。
記載がないので、何代の作品かは不明です。
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q1205039358
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